陶希窯について

当窯元は、眼下に琵琶湖を一望できる比叡山山麓に位置しています。

主に、ご自宅で日常的にお使い頂ける”うつわ”から飲食店でお使い頂くお椀やお皿など『一点物』の作品を作陶しています。

日本を代表する伝統工芸の陶芸・陶器は、土”もの”と表現されるように土本来の自然な色合いものが多く、その風合いが伝統的な侘び寂びを表現していますが、当窯元では、伝統的な表現を大切にしながらも、新しい色彩を研究し施しています。

また、日本には”もの”を大切にする文化があります。陶器は粗末に扱えば簡単に割れてしまいますが、大切に扱えば半永久的に使い続けることができます。

”もの”を粗末にせず大切に扱うこと。

それは、”もの”を愛でること。

当窯元は、愛でることで心の余裕や豊かさ、美しさを感じさせてくれるのも、うつわの大きな魅力だと考え、長きにわたり愛でて頂けるうつわ作りをモットーにしています。

作家 (artist)

梅原 美希 (Miki Umehara)

滋賀県大津市出身

愛媛大学教育学部 芸術文化課程 造形芸術専攻


京都で十代以上にわたり続いている窯元の雲林院昌行氏に師事し、女流陶芸家として滋賀県の比叡山山麓で独立、窯元を立上げ開窯した。土本来の味わいを大切にしながらも新しい釉薬の配合を行い、触っても目で見ても楽しめるうつわを作陶している。